実家のあるJR常磐線馬橋駅を降りると、東口に以前はなかったラーメン屋が立っていました。「めん屋てっぺん 馬橋店」、2009年3月にオープンしたらしいです。
浅草開化楼の麺を使用している店前に大きく看板を掲げていることから、期待値は高まりました。浅草開化楼の麺は、風味と食感が良く、多くの店にそれぞれの店用にアレンジして麺を提供していることで有名です。特につけ麺用の麺として重宝されています。
この日注文したのは和風つけそばに味玉トッピング。しかし残念ながらこのラーメンは期待外れでした。スープは、カツオ系(?)魚粉がたっぷり入った魚介風味を前面に出した魚介豚骨醤油味。野菜、魚介、動物のトリプルスープを売りにしているようですが、三重奏といった奥行きは感じられず、豚骨の煮出しが足らないのか、パンチがなく、薄っぺらい味わいになってしまっていました。個人的には、ラーメンにはあくまでも動物系ダシをメインで、魚介系はアクセントに、というのが良いのではないかと。新宿の有名店「麺屋武蔵」がこの魚介豚骨醤油系統の味を流行らせてから、こういった中途半端なスープを出す店が増えたような気がします。そして猛烈にがっかりしたのが麺。中太でやや平打ちの麺、せっかく開化楼製を使っているにもかかわらず、少し茹で過ぎ、かつ、湯切りが甘い!開化楼の真骨頂ともいえる風味とコシが台無しでした。このようなスープと麺の組み合わせだから、何となくだらしない感じの仕上がりとなってしまっていました。チャーシューはバーナーで焼いており香ばしく、味玉は程良い半熟と、トッピングはまずまずです。
麺の調理方法を少し改善するだけでも大分味は上がると思います。実家最寄り駅の駅前ということもあり、今後の努力に期待したいところです。
馬橋 めん屋てっぺん (ラーメン / 馬橋)
★★☆☆☆ 2.5
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